ふくろう 塾 徒然草: 頭の栄養

地方から難関大合格を実現すべく、個別指導を中心に奮闘している山形市の学習塾、進学塾です。 ミネルバの梟の役割を果たせたらと思っています。

No.8 暗記の仕方 最新脳科学の成果「記憶力を強くする」池谷裕二より
中期記憶と長期記憶記憶には、中期記憶と長期記憶がある.頭への入力効果を最大限に高めるには、

1)外部情報を効率的に「中期記憶」に取り込む.
 2)「中期記憶」を「長期記憶」に育てる.


の2段階が重要.

 中期記憶は、脳内の、「海馬」と言われる領域に取り込まれ、そこで、取り込まれた情報の整理、取捨選択が行われる.この海馬に情報を取り込むには、その情報をよく理解したり、意味付けたり、情報の必要性の動機づけなどが大事.ここで、情報の理解と言っても、完璧な理解が常に必要なわけでは無い.情報の性質や、必要性に応じて、100パーセントの理解からおおよそ納得がいく程度の理解まで、臨機応変の柔軟さが大切.
 「エビングハウスの記憶実験」で知られているように、「(中期)記憶の保持率は、時間と対数曲線を描いて低くなる.」特に記憶してから、9時間までの間に、記憶の保持率は、急速に低下する。覚えたつもり、理解したつもりの中期記憶がどんどん消えてしまうことになる.
 しかし、その中期記憶が完全に消滅せずにまだ残っているうちに、反復学習すると、記憶の保持率が、飛躍的に高まる.そのためには、よる寝る前に暗記し、翌朝に復習するのが効果的.
 中期記憶が、「海馬」に留まっているのは、長くても1ヶ月程度.この間に、必要な情報を、長期記憶に転化することが大切.中期記憶は、何度も反復することで、脳内の側頭葉に送られ長期記憶として保持される.こうして初めて情報は、身についた知識となり、思考や、推論、創造のための基礎として生かされることになる


1)まず、理解し記憶し9時間以内に復習する.(中期記憶の維持,回復)
2)その後1ヶ月以内に1,2度以上復習する.(長期記憶への転化)


勉強は,肉体労働!
複数の感覚器官を通して入った情報は,単に視覚だけからの情報より、はるかに記憶に残る.
 1.視覚から取り入れられる情報の量は最も多い.
 2.聴覚、長期記憶として定着しやすい.人から聞いた話は,よく覚えている.
   英語.古典等の朗読の重要性.
 3.手で書く等、講義のノートを必死になってとると記憶量は,20パーセント増.
 4.学習時間の20パーセントは復習に.記憶に残らない学習は無意味.
No.29 天才にしてこの努力
超関数理論の創始など、最も独創的な数学者の一人である佐藤幹夫の言葉。

「朝起きた時に,きょうも一日数学をやるぞと思ってるようでは,とてもものにならない。数学を考えながら,いつのまにか眠り,朝,目が覚めたときは既に数学の世界に入っていなければならない。どの位,数学に浸っているかが,勝負の分かれ目だ。数学は自分の命を削ってやるようなものなのだ」(参照)


世界的な天才にしてこの言葉、われわれ凡人はいくら努力してもしすぎると言うことはないのかもしれません。